ゼオライトボール
新生代3紀層の火山灰が続成作用を受けることで生成したアルカリ土類金属のケイ酸アルミニウム水和物である鉱物の総称を指します。
ゼオライトは、微細な多孔質の物質であり、自然鉱石ゼオライトと合成ゼオライトが存在し、気孔の大きさは、約3Å~8Åの形状で、物理的吸着力(90%〜95%)が強く、化学的陽イオン交換作用が100gあたり70~160meqと優れており、水分以外の物質、すなわちガス等を一旦、20倍まで吸収・吸着してから、徐々に再び排出する機能的特性を有する鉱石素材である。
ゼオライトボール
吸着、触媒、イオン交換機能に優れたゼオライトは、水の中に残留する塩素成分(トリハロメタン)の吸着除去や各種金属イオン(重金属)を吸着する機能的役割を持っている。それ以外にも、放射線の陽イオンを吸着する環境にやさしいゼオライトは、ナトリウムイオンが水中のカルシウム、マグネシウムと陽イオンを交換することによって水を軟水化させ、洗浄力を高めたりもする。
ゼオライト鉱石は諸般のセラミックボールの混合組成比において比例的に必要とされており、使用される用途も様々な鉱石素材でもある。